キックザカンクルー!!懐かしいですよね。一世風靡したと言ってもいい通称キック。ケツメイシは辞退した紅白歌合戦でマルシェを歌ったキックを生で観たのを覚えてます。なんでもグループとしての活動再開は14年ぶりとのこと。おめでたい!
個人的には高校時代にラップが流行って聴いていたグループの1つです。
今ではケツメバカな僕ですが、このキック復活に思うところがいくつかあり、記事にしてみたいと思います。
14年ぶりに復活したキックザカンクルーに思う
勝手に3大ラップグループとして認識
当時バリバリのラップグループだったケツメイシもいわゆる売れるラップグループでした。ただ僕が勝手に人気のラップグループはあと2つあって、それはキックザカンクルーとリップスライムです。
ラップは本当にブームだったのでアンダーグラウンドなラップもジブラを始め、ダボ、ラッパ狩リヤ、ライムスター、オジロサウルスなど僕は大好きで聴いていました。
ただやはりメディアで多く取り上げられていたのはキックとリップです。ケツメイシは当時TV嫌いしていたのでほとんど見ることがありませんでした。僕個人的にはそれが好きでしたが^^
音楽番組でキックやリップは新曲を披露するたび、チェックしていました。リップも楽園ベイベーがかなり気に入ってCDを買ったこともあります。
キックに関してはテレビに出過ぎていたせいか何故か毛嫌いしてCDを買う事はありませんでした笑
(TVに出るってことは硬派じゃねえ!と勝手に思ってたw)
曲自体はアンバランス、マルシェ、サヨナラサヨナラなど好きな曲は多いですね!
少し前に同窓会があってアンバランスを歌ったら割とかっこよく歌えて感動してた女友達がいてちょっと気分良かったですw
TVに出ないケツメイシはサビをポップにしたことがウケて大ヒットしました。
この曲作りの先駆者でもあったケツメイシは一気にラップグループで一番売れてるグループとして名乗り出たという印象でした。
僕はテレビに出ずとも大きな宣伝をせずともケツメイシらしい曲で売れていくケツメイシが誇らしくて堪らなかったですね。
ただ、14年前とかあの頃はこれら3グループが勝手に売れる3大ラップグループと思っていました。
ぶれないキック
キックザカンクルーはぶれね~な!
と感じたのが今回の新アルバム『KICK!』です。
カウントダウンTVでキックザカンクルーとライムスターが対談し、新アルバムKICK!のなかから千%を聴いた時は少し興奮しましたね。
実はこの千%を聴いてアルバムを衝動買いしましたw
キックのCDを買ったのは初ですね。キックらしいメロディに乗せてガッチガチのラップを組み込んできたキックに脱帽の思いでした。
なんでも今、第2次ラップブームが起きているそうで、その理由はフリースタイルダンジョンらしいですね。
流行っているとは会社の人に聴いてなんとなく知ってましたがキックの活動再開でまた数年はラップブームが起きそうですね。
クレバ自体はフリースタイルダンジョンとかはもうやる気はなさそうというか、こんなブームが到来するとは思ってなかったそうです。
アルバムのセットリストです。
- 全員集合
- 千%
- 今もSing-along
- SummerSpot
- なんでもないDays
- 完全チェンジTHEワールド
- また戻っておいで
- また波を見てる
- I Hope You Miss Me a Little
- タコアゲ
全10曲ですが全てがバリバリのラップで久々にこんなラップばっかり聴きました。
千%を始め、SummerSpot、完全チェンジTHEワールド、I Hope You Miss Me a Littleが特に好きですね。
ちなみにケツメイシは自らをポップスと公言してるのでこのラップの波に今更ガッツリ乗るようなことはないと思います。
それこそぶれてるというか、ちょっと汚いですもんね(-_-;)まあ、ガチガチラップのケツメも聴きたいけどw
ケツメイシはぶれたのか?
じゃあケツメイシはぶれたのか?というと根本的にはぶれてはいないと思います。RYOJIがサビをポップに歌ってRYOさんと大蔵がラップを歌う。このスタイルに変化はないからです。
ただ、曲の方向性などはシングルは恋愛モノが多めであったり、ケツノポリス8の時に一度すべての曲が英語ばっかという本人たちもやりすぎだったと認める『挑戦』があったことは確かです。
ここはぶれていたと言ってもいいかもしれませんね。
ケツノポリス、ケツノポリス2あたりがRYOJIもラップを歌っててラップ好きにウケていたのは確かだと思います。
RYOJIのラップはめっちゃかっこいいのに最近はコーラスに徹してますしね。
ただこの辺に関してはメンバーのやりたい方向性がぶつかった結果だと思います。
RYOJIはラップが嫌いなわけではありません。
RYOがライブでのメンバー紹介でRYOJIの事を
「彼が俺らのメロディーボックス」
と歌って紹介したほどケツメイシの全体的なメロディ構成を担当しているのはRYOJIだと思われます。
RYOJIのセンスでこの曲はラップを減らした方がいいとか、あってもいいとか考えたり、アルバムに残すならこういう流れの曲構成の為ラップを入れる入れないなど考えてやってると思います。
情熱大陸でケツメイシが特集されていた時もRYOJIが曲作りを担当しているシーンが放送されました。
そこではアルバム10のパッション!!!!!!を作ってる時に
「ラップはもう少し短くていいのかもね~?」
とメンバーやプロデューサーと真剣な表情で話しているのが映りました。
パッション!!!!!!は実際ラップは少な目ですが、ここではRYOJIもラップを入れているしテイクオフに関してはRYOJIがラップを2回歌ってます。
今の時代、今のケツメイシは今の時代にあわせてどういう風に歌っていくか常に最先端に考えているので、ラップが要る!と思うときは進んでかっこいいラップを入れるし、バラードに挑戦しよう!と思ったらやっちゃうのが型に囚われないケツメイシの良いトコです。
あくまで曲構成を考えながらケツメイシはもっと進化し続けていると思います。
キックの再結成でガチガチなラップを懐かしくも思いましたが、やはりケツメイシの共感できる歌詞、メロディ、ファン思いな兄さんたちについていくしかないと改めて感じました。
ただ、ラップブーム到来でケツメイシも何かしら悩むのはあるかもしれません。
どうケツメイシが出るかは分かりませんが、ぶれないケツメイシを応援していきましょう!